Max for Live

Inspired by Nature

制作: Dillon Bastan

Dillon Bastanとの共同制作によって誕生したInspired by Natureには、視覚的におもしろい操作画面を備えたMax for Liveデバイスが収録。 物理現象と自然界にヒントを得たデバイスが、サウンドスケープや予測不可能なメロディーの生成から、めくるめく変化するモジュレーションまで、多彩な効果を生み出します。

Live 11 Suiteに付属

Live 11で新登場

ベクトル空間を扱うデバイス

Inspired by Natureの収録デバイスのうち、Vector FM、Vector Grain、Vector Delayの3種類は、ベクトル空間を扱います。 いすれも、各ボイスを分子のような球体で表す操作画面を搭載。 引力や磁力によって球体の動きへ変化を加えたり、電磁場を思わせる空間で操作したりすることで、音声のパラメータにモジュレーションを適用します。

Vector FM

FMシンセのVector FMでは、オペレーターの各オシレーター(設定によっては、2基のオシレーター)が球体で表されます。 ボイス数を増やして球体を異なる構成でつなぎ合わせれば、颯爽とした音色、ぐらぐらと揺らぐ音色、ゆがんだ音色など、数多くの音色が入り混じる突発的な変化や、じわじわと変化していくSFのようなサウンドスケープを生み出すことができます。

Vector Grain

Vector Grainは、使用するサンプルのグレインが球体で表されるグラニュラールーパーです。 サンプルの再生開始地点、ピッチ、フィルター周波数、逆再生設定、グレインサイズといったパラメータに球体の動きをマッピングして、グレインの音色や再生方法にモジュレーションを適用します。

Vector Delay

インストゥルメントであるVector FMやVector Grainに対し、Vector Delayはマルチタップ・ディレイとして機能するオーディオエフェクトです。 球体が表すのは、ディレイ信号の各経路。さまざまなマッピングの組み合わせを試しながら、ピッチシフト、デチューン、リバースディレイといった効果を生み出します。

おもしろい動きを球体に加えるデバイス

Emit

グラニュラーシンセサイザーのEmitは、サンプルのスペクトログラムを横方向に動く球体でグレインの再生場所を可視化し、縦方向の動きでフィルターとパンニングを表します。 壁を作って球体を跳ね返したり、抵抗で動きを遅くしたりすることで、変化にバリエーションを加えることができます。 サンプルの再生にフェーズボコーダーを使用すれば、ピッチに影響を与えることなく、再生速度が変化します。

Bouncy Notes

Bouncy Notesは、重力をもとにしたMIDIシーケンサーです。 MIDIノートを鳴らすと、その音の高さに該当する鍵盤へ球体が落下し、そこから鍵盤上を跳ねまわって新しいMIDIノートが出力されます。 その鍵盤を楽曲のキーに設定したり、出力されるMIDIノートの範囲を制限したりすることも可能。 ピッチの変化するディレイ効果、予測できないアルペジオ、変化し続けるシーケンスなど、さまざまな用途で活躍します。

植物の模様を育成するデバイス

Tree Tone

球体に代わって植物のフラクタル模様を操作画面に取り入れたのが、Tree Toneです。 成長する1本1本の枝は、周波数、減衰時間、音の大きさの値が異なるレゾネーターを表し、 長く太い枝になるほど、低く大きな持続音になります。 内蔵のノイズジェネレーターを使ってレゾネーターを振るわせれば、共鳴するアンビエンスや、弦を弾くような優美な音色を生み出すことができます。 既存の音声をTree Toneに入力して多彩なフィルターを適用する使い方も可能であるほか、出力音を再入力すれば、共鳴するフィードバックが完成します。

Live 11で新登場

Live 11 Suiteに付属